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夏も近づいて八十八夜はもう過ぎたのでしょうか

節分から数えるのめんどい！

すっかり日中は夏ですね。

皆さんも日焼け対策＆熱中症対策わすれずに元気に過ごしてくださいね★

皆さん、ブータンという南アジアの国をご存じですか？

調べてみますと人口772,000人の国で地図を見てみると海のない

山に囲まれた国のようです。

首都はティンプー。なんだか響きが可愛い。

このブータン、1971年に国際連盟に加盟したということで

1971年に独立国家として国連より認められた国だそうです。

おそらくブータンが一番有名なのは

国民の生活基盤や充実をGNPやGDPではなく国民総幸福量というものではかられ、

その結果、21世紀には入っても現代社会における技術の発展や

インターネット社会に迎合せず昔と変わらない生活を送るというシステムを

取り入れたことで有名となりました。

ですが、現代の近代化の波を無視できなくなったのか

今では私たちと変わらない近代化された生活を都市部では

送っているようです。

その結果、たくさんの情報が国内（特に都市部でしょう）に流れ込み

今のところ国民幸福指数は日本より下回っているそうです。

私が見に行ったのはその変化目まぐるしい中での

ブータンで、首都ティンプーで豊かな生活を送る

青年が教員（という時点でブータンではすでにインテリ層に属すのでしょう）として

山間の田舎の村に赴任するという物語でした。

近代文明化していない村の生活に主人公は最初こそ不満を抱くのですが

少しずつ村人と交流していくうちに彼の中で

彼の居場所と役割を見出していくという、良くあるストーリーです。

最後、彼は想像しないようなところで彼なりの生き方を

模索している途中で映画は終わるのですが

見終わった後に、はたしてすべて文明化された生活は幸せなのだろうか、

ブータンの人々は近代化して不幸になったように見えるけれども

それはたった一つのこちら側の物差しではないかと思いました。

確かに私たちはすでに文明の便利さを享受して生きていて

けっして文明化されていない映画の中に出てくるような田舎での生活なんて出来ないでしょうし

想像もできません。

ですが、その生活は文明が発達しても変わらず継続可能な小さな人間の営みなんだなぁと感じました。

物差しは一つじゃなくて無限にあるってことです！きっと！

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